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お仏壇について
あなたのご家庭は何宗ですか? |
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ご先祖様、故人をご供養されるにあたって、まず第一に、ご自分のご家庭の宗派は何かを知ることが大切です。 同じ仏教でも、宗派によって、お仏壇の様式や飾り方に違いが表れるのは、それぞれにご供養の意義や作法が異なっているからです。 それは、その宗派が説く仏教的な世界観・死生観の違いと言ってもいいでしょう。 ですから、遺族となって仏式で葬儀をされる場合には、故人が帰依していた宗派、あるいは喪家としての檀那寺 (檀家または門徒となっている寺院)が属す宗派によってご供養をしなくてはなりません。 くわえて、その宗派におけるや儀礼・作法が意味するところをある程度知っていると、葬儀や法事の場など、 故人を送る想いもより深いものになるのではないでしょうか。 |
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主な仏教宗派は13宗56派 |
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仏教は、古代インドでブッダ(お釈迦様)の教えとして起こった宗教で、日本には6世紀半ばに中国から伝わったとされています。 日本に伝えられ約1500年、日本の仏教も各宗派を核として布教教化が重ねられ今日に至っています。 現在の日本で伝統的な仏教宗派としては、主に次の各派があげられます。 |
・法相宗(ほっそうしゅう) | (大本山:興福寺、薬師寺) |
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・華厳宗(けごんしゅう) | (大本山:東大寺) |
・律宗(りっしゅう) | (総本山:唐招提寺、大本山:壬生寺) |
・天台宗(てんだいしゅう) | 天台宗(総本山:延暦寺) 天台寺門宗(総本山:三井寺) 天台真盛宗(総本山:西教寺) |
・真言宗(しんごんしゅう) | ・16派の内主な宗派 東寺真言宗(総本山:東寺) 高野山真言宗(総本山:金剛峯寺) 真言宗善通寺派(総本山:善通寺) |
・日蓮宗(にちれんしゅう) | (総本山:久遠寺、大本山・:妙顕寺) |
・浄土宗(じょうどしゅう) | ・5派の内主な宗派 浄土宗(総本山:知恩院。「鎮西派」とも言われます。) 西山浄土宗(総本山:光明寺) |
・浄土真宗(じょうどしんしゅう) | ・10派の内主な宗派 浄土真宗本願寺派(本山:西本願寺) 真宗大谷派(本山:東本願寺) 真宗高田派(本山:専修寺) |
・融通念佛宗(ゆうづうねんぶつしゅう) | (総本山:大念佛寺) |
・時宗(じしゅう) | (総本山:清浄光寺;遊行寺とも言う。) |
・曹洞宗(そうとうしゅう) | (大本山:總持寺 永平寺) |
・臨済宗(りんざいしゅう) | ・14派の内主な宗派 臨済宗建仁寺派(大本山:建仁寺) 臨済宗妙心寺派(大本山:妙心寺) 臨済宗東福寺派(大本山:東福寺) 臨済宗南禅寺派(大本山:南禅寺) |
・黄檗宗(おうばくしゅう) | (大本山:萬福寺) |
お仏壇の尊さ |
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お仏壇は一家の心のよりどころであるとともに家庭の中のお寺です。 お仏壇がきれいに正しくおまつりされている家は必ず栄えるといわれております。 お仏壇は常にきれいにするように心がけ、少なくとも朝と晩には家族そろって御仏に合掌し、 私達の日々の生活が大悲の慈光のもとにあることにきずかせて頂いて、お給仕を大切に 心がけ、 子孫に伝える習慣を養いましょう。 仏様の前に座って「今日も一日ありがとうございました」と感謝の気持ちで手を合わせるとき、 本当の意味での心の安らぎを得ることが出来るのではないでしょうか。 |
お仏壇の購入時期 |
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特に決まりはありませんが、ご不幸があったときには、 四十九日忌明けまでに故人の霊がお休みする場所をご用意するのが 好ましいようです。 またお彼岸やお盆に合わせる方、 年回忌法要のときなどにご購入もしくは修理修復される方が多いようです。 お位牌についても上記の時期をご参考下さい。 昔から「むやみに新しいお仏壇を買うと新仏が出る」という言い伝えがあるようですが、これは根も葉もない、まったくの迷信です。 自分の家にお仏壇がないので、お祈りする場所を求めたいという心になられたら、こうした世間の迷信にまどわされることなく、 その心を大切にしてお仏壇を求めることです。 |
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お仏壇の産地 |
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お仏壇は江戸時代から八職といわれる職人の分業で制作され、かつ各地方の生活習慣を様式の 中に取り入れてきたため、 制作される地方により特色がみられます。 産地色を残す仏壇には、大阪・京都・名古屋・広島・川辺・新潟・金沢・秋田などに見られます。 |
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宗派別・材料別による種類 |
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明治以後の宗派確立の中で、本山様式が色濃く取り入れられるようになり、大きくは ・八宗用(天台、真言、浄土、臨済、曹洞、日蓮、浄土真宗(西・東)) ・浄土真宗西用 ・真宗東用 に分類されます。 ご本尊様やお仏具の祀り方は御宗派によって異なりますが、お仏壇の形は同じものを使用しています。 八宗用仏壇は金仏壇(塗り仏壇)と唐木仏壇の両方が製作されており、数の点から言えば一番多く使用されています。 木を材料とすることに変わりはありませんが、大きく分けて金仏壇(塗り仏壇)と唐木仏壇があります。 金仏壇とは、桧・松・杉・欅などの木材を用いてうるし塗り箔置き仕上げした仏壇で、蒔絵・飾り金具の技法によって 華麗な 装飾が施されています。 特に浄土真宗において重用され、江戸時代以後、京都・大阪・名古屋を中心にを中心に各地方の仏壇産地で生産されて いたようで、 古くは仏壇といえば金仏壇をさしていたようです。 唐木仏壇の歴史は、金仏壇に比べると新しいですが、明治以後には一般に普及していたようです。 本体には、紫檀・黒檀・松・桧・桜材などのムク材やネリ材を材料としています。 これらは硬木が多いため加工が容易ではありませんが、そのために宮殿部分も簡素で、金仏壇に比べて シンプルな点が特色とされています。 ![]() |
お仏壇の設置場所 | |||
仏間の方向について、この方向が良いとか悪いとか、いろいろなことを言う人がありますが、要は祀る心が大切です。 仏間の方向について、いわれがあると思われる説をご参考までに掲げます。 |
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直射日光があたらない 風通しのいい場所 |
西方浄土説 仏間を東向きに設け 西方浄土を拝む形 |
南面北座説 ご本尊を南向きに安置 し北向きに礼拝する形 |
本山説 ご本山を礼拝するように ご本尊に向かって礼拝 |
お仏壇には色々なサイズがございます。 仏間のスペースをご確認の上お選び下さい。 |
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