八光堂仏具店では、数ある伝統工芸(織物・陶磁器・漆器など)のなかでも「仏壇・仏具」の「大阪仏壇木地部門」「大阪仏壇彫刻部門」
「大阪仏壇蒔絵部門」の三部門において「伝統工芸士」の認定を受けた職人が、お客様に満足していただける品をお届けできるよう
日々尚一層精進のもと製作に取り組んでおります。
【伝統工芸士とは】
(財)伝統的工芸品産業振興協会では、経済産業大臣指定の伝統的工芸品の製造に従事されている技術者のなかから、
高度の技術・技法を保持する方を「伝統工芸士」として認定しています。
野下 修
和歌山県海南市の生家は、代々続く紀州塗りの家であったが、父の代に仏壇製造業に転職し、野下製作所となったため本人も共に製造業の道を歩み始める。そこでは主に、職人廻り・材料手配・組み立てを担当していた。
その後縁あって当社に入社し、豊富な知識を元に組み立てや得意先回りを担当している。
辛抱強く、寡黙な性格であるが、その真面目に仕事に対する取組みから、職人たちの信頼も厚い。
板山 周平
子どもの頃より寺院めぐりが大好きで、現在寺院の仕事に携わっていることに喜びを感じている。
一からひとつひとつの製造作業を勉強し、緒先輩の教えを真摯に受け、コツコツ12年間努力を重ねた結果、現在は組み立て、取り付けまでこなす寺院仏具部門のリーダーに成長。寺院仏具はその寺院によって特徴があり、決まったサイズも無いなか、その特徴を大切に守ることに、緊張感をもって取り組んでいる。
寺院仏具は、常に新しい発見があり、やりがいと喜びを感じながら、さらなる高みを目指し、経験と知識を広めるべく日々精進している。
本田 晴康
宮大工として神社仏閣に21年間携わったのち、仏具に魅了され23年、現在に至る。若いころより手先が器用で、木地づくり(木工)・漆塗り・金箔押しなどの各部門に弟子入りするなど勉強家でもある。仏壇製造の流れの全てを把握しており、どの部門もこなすマルチプレーヤー。ひとつひとつの作業工程にこだわりを持ち、より良い品をお届けすることをモットーに日々励んでいる。
辰巳 順一郎
先祖を大切にする思い、命は繋がっているという思いから、宗教用具に興味を持ち、この業界に従事して31年。人の和、チームワークを一番に考える人格者。各部門の職人たちの仕上げた部品を、丁寧に組み立て納品する。納品の際には天井裏・高所など、吊り作業、ユニック運転も行う。またその一方で、器用さから位牌の機械彫りも得意とし、技術を要する仏壇撮影も上手くこなす。
趣味はゴルフ。
根来 大介
成安造形短期大学(現大阪成蹊大学)造形学部にてインテリアデザインを専攻。卒業時の進路決定の際、職人募集の張り紙が目に留まり、細部まで正確さを要求される伝統工芸に携わることを決意する。
ものづくりを得意とし、諸先輩の指導のもと、組み立て・取り付け作業に日々取り組んでいる。様々な事を貪欲に吸収したい思いと若さもともなって、全国どこにでもパワフルに出張作業をこなす。
また、インテリアを学んだ知識を活かし。オリジナル仏壇・乙仏壇のデザイナーとしても活躍している。